春が来るのを待っている

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鈴木美保写真展 『夢見草』
ギャラリー蒼穹舎
〒160-0022 東京都新宿区新宿1-3-5 新進ビル3F
2/12(月)~2/25(日) 13:00-19:00

3月の暖かい日を思わせるような光が入ってくる日が増えてきた。
そんな日に蒼穹舎に行って鈴木さんの写真をみよう!と思ったら、新宿から歩いていくのもいいなぁ~と思った。
歩きたいなぁ、そんなことを想起することで春が近くなっていることを感じる。

ご両親のゆかりの地を撮っていると聞くと、行く前から何となくイメージが固まってしまうもので、
なんとなく古臭い、ややものがなしい、ウェットの写真が多いのかなぁ?なんて思っていた。
なんていうか故郷写真(ゆかりの地)ってそんなイメージ、もしくは妙に明るい表情の人がたくさん出てくるような写真群をまず先に思い起こしてしまう。
そんな先入観があるなって自分で思いながら展示会場に足を運び、写真をみるとちょっと違っていたのでほっとした。
うまくいえないが、なにかから解放されているような写真群だった。

写っているものは古い建物や草木が多いけど、不思議と古臭さやもの悲しさは感じない。
ときどき人も映り込んでいるのだけど、溶け込んでいて違和感がない。
見慣れた光景の見慣れた写真だった。
見慣れたっていうのは褒め言葉で、地に足の着いた浮ついた感じのない、奇を衒うことのない目線をもった写真という意味。
これは私も同じような場所に実家を持っているから感じることなのかもしれない。
喜多方だと書かれてあったけど、場所も良いなぁと。山って映えるなぁって。
田んぼの写真が良かった。田んぼの稲が風で揺れているのと、家と、山。
空の面積をギリギリまで削ったところ、雲がくるところに山の連なりが写っている。
山がある県に住んでいる人には、おそらく毎日見慣れた景色なんだと想像できる。

なんか情報量の多い写真が多いのに抜け感があるところ不思議だった。
1枚2枚ぐらい空や畑を平面的に撮ったような写真を入れないと密度が高くて息苦しくなるところだが、そんな構図の写真は入っていないし、割と色や形がキツキツなのに重くならずスッと抜けてる。
距離感があるとは違う。この抜け感なんだろう?珍しい。いいなぁーって感心しきり。
ベタベタしか感じながくて、うまくいえないけど突き抜けてるなって。
いい意味で呪縛から解放されていて、おそらく撮っているのが気持ちがいいんだろうなぁーて思った。


2、3、4月と写真仲間の写真展が続く。
出不精になりがちなので、ちゃんと動いて色々みにいかないと!








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by miyuki-jun | 2018-02-21 16:11 | 写真展