嵐の前に

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だいぶ暖かい日が増えてきて、一番厚手のコートを着るのをやめた。
2月に待っていた仕事にちょっと関係ある試験が終わって、無事合格した。
ほっと一息ついて力を抜いたら、3月になる。早すぎだから。

最近の合言葉は「楽しみは先に、確実にしとめる!」である。
一か月以上先だけど、チケット売ってるのをみかけたので『ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道 』のチケットを買った。
死ぬまでにグスタフ・クリムトの『接吻』をみる!を叶えるため、一昨年オーストリアに行ったぐらいにはクリムトが好き。
今回くる作品はあらかた現地でみたが、何回観てもいいもんだ。
(作品の写真は撮って残っているが、ブログにあげるなんて無粋なまねはしない)

同時期に上野でもクリムト展が行われる。
あの時一緒にみた『ユディト 』が来るんだ~と感動をおぼえつつ、東京都美術館と新国立美術館のリストをみていてビビった。
『愛』がくる!じゃないか!と。
好きか嫌いか?は置いておいて、『愛』はものすごい作品なのだ。真っ黒で。
HP上では綺麗に映ってるじゃん!と思われるかもしれないが、本当はものすっごく真っ黒なんだよ、あの作品は。
真っ黒なんだけど、みえるんだよ。そしてみるものを叩き潰す末恐ろしい作品なのだ。
また『愛』がみれると思うと嬉しいやら怖いやら。
 (『ユディト』は東京都美術館、『愛』は新国立美術館)
そして、チケットの絵にもなっている『エミーリエ・フレーゲの肖像』も実際はこんなに彩度高くない。
どんな展示になるのか?やや心配だったりするが、それも楽しみだったりする。


これから長い社歴の中で、おそらく一番のハイライトになるであろう忙しさがやってくる。
完全臨戦態勢なので、その不安やストレスを回避するためにも先の楽しみはちゃんと作っておく。
去年が本当に本当にさんざんだったので、その一端になっているぼんやりした具体性のない希望や期待を抱く自分自身に対して半ギレ気味なのと、その反省の意を込めて行動に移すことを実践したい。
良い年になるといいな~じゃない。良い年にする!のだ。
これと決めたものは、邪魔させない!邪魔したら噛みつくぐらいの勢いで挑む予定。
だから、今年は一時的に短気になっているかも。








# by miyuki-jun | 2019-03-04 00:36 | 私生活

スタートダッシュはお早めに

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選んだ鳥のカップには鳥の蓋がついていた。鳥好きには嬉しいおまけ。

無事、RHYMESTERのライブチケットを取った。今年の目標1つ達成。はやっ!
しばらくそれを楽しみに生きていくよっ!て話を戦友にしたら「傘を買ったから次の雨まで死ねないっていってた作家誰だっけ?芥川龍之介だっけ?」というので、私もそうじゃないかなぁ?と思って調べてみたんだけど、そういう一節にはたどり着けなかった。

先に宣言を。
今年の私は写真関係のことは、おそらくほとんど出来ません。
長年勤めている会社が良くも悪くも大きくなる重要な過渡期を迎えており、非常に残念ながら完全お仕事モード突入でございます。
ちょこちょこ暗室に入るつもりではいるけど、頭もお仕事モードなので思ったよりは入れないんじゃないか?と推測している。
「まぁ、写真生活も早10年を超えるわけで、こういうこともあるでしょう」と、こういう思考になるのに去年丸一年かかった。
やっとだけど、地に足がついてきたような気がする。

バタバタしていたが、先日なんとか師匠の写真展を観に中野へ行ってきた。
おそらく露出がばっちり合っているネガで焼いたであろう、色の破綻のないカラープリントは私のストレートど真ん中だった。
師匠のカラープリント結構好きなので楽しみにしていた。DMの写真もやられた感もあった。
けれど、今回新作となって並べられている後半の写真を観てちょっと不安になった。
もちろん場所が電車の中ということもあるし、テーマとなっている IN and Outなのでこのチョイスというのもわかる。
写真自体、写っているもの自体にはなんら問題がない完成されたプリントだった。
ただ、ほとんどピントが無限遠、もしくはその一歩手前。
これって、ちゃんとみえていたのかな?って。
いや、ぶっちゃけシャッター押せば映るのだから、本人の目がみえる・みえないは作品そのものとは関係ないのだろう。
けれど、目が悪くなってきていると日記にも書いていたので、何となくそちらに意識がむかってしまった。
バタバタしててそんなに長居できず、次の予定も詰まっていたので、師匠とも話できず、後ろ髪ひかれながら出てしまったのがちょっと心残り。










# by miyuki-jun | 2019-01-29 00:20 | 写真展

2018年振り返り、ラジオと共に

2018年の1~12月を振り返ると、個人的にすっごく暗くなるのでラジオ限定の話で。

ラジオ聴き始めて早数年、2018年は恐ろしい事が起きた。
それは毎週土曜日にやっていたTBSラジオの『ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル』が3月に終わりを迎え、その代わりに毎週平日6時~9時までの3時間というとんでもないスケジュールで、同じウィークエンドシャッフルメンバーで構成されたラジオ『アフター6ジャンクション』が始まったのだ。
いやー聴かなきゃいいじゃんってだけの話なんだけど、タマフルリスナーなら全部聴くの当たり前じゃん?みたいな挑戦状をたたき付けられた感じになり「こーなりゃ全部聴いてやる!」と4月から猛然とラジオを聴く生活が始まる。
平日・月~金の3時間…4月から約15時間聴く時間を増やすって、まぁ、ヘビーだわ。
もうテレビいらないや、ってテレビ捨てた。

そして、続いて何が起きたか?というと…RHYMESTERのラップに激ハマりすることになる。
毎日3時間もテーマソングの『アフター6』を聴き続けたら、そりゃぁ、RHYMESTERの他の曲も聴いてみようかな?ってなるじゃん。
特集のラップ史講座も真面目に聴いちゃったし。
するとRHYMESTERカッコイイ!!っていうことになり…まんまと罠にハマってしまった。
いやー。もー『The Choice Is Yours』と『人間交差点』『ONEC AGEIN』はもっと早く出会いたかった!
2019年はRHYMESTERのライブに行く!というのが1つの目標になる。

っていう訳で、本来はチームYなのですが、2018年はタマフル&アトロクの年だったということで、私が聴いた中で鮮明に覚えている特集(アトロクのみ)を書いてみた。
でも、おかげでここ10年で一番ヘビーな年だった2018年、すごく助けてもらった。
笑わせてもらったし、自分では知りえない情報を一杯頂いた。ありがとう!感謝したい。

余談ですが、
最初は宇垣総裁大好き♡で火曜日が好きでしたが、半年経った頃には俺の嫁・日比さんが素直でイイわ~と今は水曜日に落ち着きました。
現在、好きな曜日の順番は水曜日→火曜日→木曜日→月曜日→金曜日の順。













以下はただ書きたいから書いてるだけなので、長文です。
# by miyuki-jun | 2019-01-15 23:59

毎日受信していた何か

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あっという間に年末。
iroshizukuの孔雀を使い切った。
前半怒涛のように書いていて今年はすぐなくなっちゃうかも?と思っていたら、後半色々なことがあって失速するという展開に。
どうやら1年15㎖という量は妥当のよう。
深海→孔雀ときて来年は深緑を使う予定。


ロシアから帰ってきてしらばらくして、おばあちゃんが亡くなった。
少しずつ近づいてきている気配はしていたのだけれど、周りの人間が考えている以上に早く逝ってしまって。

おばあちゃんが亡くなったときに、なにかがバサーっと切れた。
急にバタバタっと慌ただしくなったので余計なことを考えている暇がなかったってことだと最初は思っていた。
その内戻るさと思っていたが、それから四十九日が過ぎてその感覚が残念ながら戻ってこない。
今も何が?とかどこが?とか書こうとすると長文になるけどその割になにも言い当てていない羅列ばかりになる。
後悔とはちょっと異なるんだけれど、思った以上に傷が深かったんだと思う。
他者を否定したいわけじゃない。そういう意味ではないし、自分を責めるとかそういうことでもない。
ただ、切れたものの中の、例えば煩わしかった事柄や見聞きするニュースやSNS、毎日少しずつ受信していた何かに近づくのは遠慮したい気分。
そう、今はそんな気分なの。

まぁ、気分の問題だから待つしかないかなぁと。
こういう時に誰かに何かを言われる方が神経が逆立つし、
もともと機嫌が悪くてもほっておけば勝手にもとに戻るたちなので、まぁ、待つしかないかなぁと。
ここ10年ぐらいの中で最もヘビーな1年だった。
来年も大波が待っているので気をひきしめて生きたい。










# by miyuki-jun | 2018-12-18 00:13 | 私生活

旅の感触


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 10月に入ったのに気温が落ちず、ロシアで買ったチョコレートが変形してしまう。

 お休みを頂き、ロシアのサンクトペテルブルグとモスクワに行ってきた。
 ワールドカップ少し前のビザ情報を参考にしてしまったせいで、ビザの申請に思いのほか手間取ってしまい、計3回も神谷町のロシア大使館に行く羽目になってしまった。郵送等不可なうえに、本人もしくは代理人が大使館に直接行かなければならず、平日9:30~12:30の間に70枠を争う展開なうえ、待っていても12:30になったらバッサリ受付終了という。今、盛り上がっている流れにはちょっと厳しいビザ申請方法だった。
 行くことより行く準備の方が大変だった旅だった。

 行ってみると思いのほかスムーズで、他のヨーロッパの国とたいして変わらなかったので拍子抜けしてしまった。
 ロシア語わからないし…と思っていたけど、ネット環境あればGoogle翻訳突っ込んで話すればいいわけで。ネットなくてもある程度は身振り手振りで通じるし、危険なことに足を突っ込まなければ、まぁ、今までの状態と変わらないなぁと。
 しかし、ロシア人が冷たい、笑わないなんて誰が言い出したんだろう?って思うぐらいロシアの人々は優しく印象がまるで違った。百閒は一見に如かずとはまさにこのことだなと思った。
 旅行中、スーツケース持つの助けてくれたこと、道を教えてもらったことなど様々助けてもらったが、言葉も通じない中、コンビニのおばさんがピロシキの中身をあれこれ商品を指して説明してくれて、翌日「美味しかった?」と聞いてきてくれたときには、今までのロシアの印象がすごい勢いで崩れ、今度は寝台列車に乗ってもっと遠くへ行くわ!と俄然その後の妄想が膨らむぐらいロシア好きになっていた。
 そして、目が眩むほどの美術品の数々。ヨーロッパ・中東・中国・日本を含め様々な国の、絵画や彫刻だけにとどまらない様々な美術品が並びまくっていて、とにかく観て回るのが大変で死ぬかと思った。結局サンクトペテルブルグのエルミタージュ美術館には1日では回り切れず、翌日もチケットを買って2日観て回った。そして2日まわってやっと概要をつかむくらいという感じ。あとでガイドブックをよく読んだら、日本人の多くは別館のピカソやゴッホ、モネやルノワール方面にしか回らないことを知る。1日目にイヤフォンガイドを借りたのが運命の分かれ目だった気がする。別館の方が確かに観やすかったけど、本館の建物の作りや内装は素敵だしダ・ヴィンチは観ないともったいない。
 一番びっくりしたのが様々な宗教絵画が並ぶ中、少し狭めの廊下をさっと歩いていて「え?」と思って戻ったら、クラナッハの『リンゴの木の下の聖母子』が隅にかかっていたこと。日本に来た時あんなに全面に押し出していた作品がこんなとこに!?さりげなくかかりすぎてて普通に通り過ぎるところだった。
 モスクワ・プーシキン美術館も観て回ったのだが、たまたま月曜日がかかってしまい全部観きれなかったのが心残りだった。なぜかものすごく混んでいて、なんでこんなに混んでいるんだろう?と思いながら並んで観たのだが、なんと!『江戸絵画名品展』という企画展が行われており、みんな日本の浮世絵や屏風に殺到するという(ここで時間を食った)日本人の私には相当不思議な図式になっていた。こんなところで『風神雷神図屏風』や『冨嶽三十六景』をみることになるとは予想外の展開だった。
 寺院も回ったのだが、もう大変失礼なのだけれど、観すぎると当たるぐらい上から下までキリスト教壁画と装飾で、圧倒されるというよりもエネルギーを抜かれて疲弊したところにガツンッとやられる、間がない感じ。隙間まですべて埋めて押してくる。美術館含め全体の3分の2ぐらいが宗教絵画で、おそらく一生分の宗教画を観たように思う。しばらく宗教画は遠慮したい。
 
 警備が今まで訪れた国の中でトップレベルで厳しく、今回フィルムはおそらくダメだなって思う。
 小さい鞄1つ以外の荷物を持っていると、モスクワでは問答無用にX線通せといってくる。移動手段としてメトロとバスを使うのだが、モスクワはメトロの全駅の入り口にX線が配備されており、2個以上の荷物を持っていたら全部通せといわれる。抵抗するとパスポート見せろといってくる。フィルムを説明するがほぼ通じない。英語も通じない中、押し問答するのは身の危険を感じたので最初の1回以外は、大人しく従うことにした。これはもうフィルムを持ってきている私が悪いなって。
 日本でいう新幹線サプサンに乗る際は、駅そのものに入るのにX線を通し、路線に出るのにもう1回X線を通す。美術館、寺院に入るのも同様、X線を通し、荷物チェック・ボディチェックされる。
 あんまりに検査が多いので、驚きを通り越して「そうだよね、自国を守るってこういうことだよね」と感動を覚えた。テロが起こってからでは遅いのである。ビザ取る大変さも今回のことで知ったし、その徹底した体制に頭が下がる思いがした。かえって日本の警備の甘さを思い知らされる出来事だった。


 観たものについては大まかな部分はそんな感じ。ほかにも宇宙博物館やプラネタリウム、細かいところへちょこちょこ足を運ぶ。
 感触として感じたことは、一番は水がどの国よりも私には合っていた。これが一番驚いたこと。
 ヨーロッパって硬水だから、一度シャワーを浴びて髪を洗ってしまうと、もう手がつかられないほど髪がボロボロになるのが恒例。だから、今回は帰国したら髪を切ろうと思っていたぐらいだったのだが、飲めはしないが、シャワーの水が柔らかかった。髪は痛まず、日本にいる時よりもサラサラしていた。アジアは軟水だけど水道事情が悪くてベタベタしたりするし、今まで割といろんな国へ旅してきたけれど、こんなに水が合う国は珍しいなぁって感じた。寒かったけれど、日本と違って乾燥していなかったというのも要因として考えられるのかも?肌もパリパリいわず、終始調子がよかった。行った時期が良かったのかも?
 メトロのエスカレーターは、深くて怖いと聞いていたが、深くはあったが怖くなかった。チェコのエスカレーターの方が柔らかかった分、怖かった。速さは今のところシンガポールが一番速いと思う。
 おそらくドイツの影響が強いんじゃないかな?という感覚があり、スーパーに売っているお菓子や食べ物の並びが昨年行ったオーストリア・チェコと似ていた。そしてロシア語が解読不可能なため、なにがロシア製品なのか?を調べるのがまぁ大変で、お土産になにを買っていいのやら?と商品をみながらうなっていた。
 言葉は、ロシア語→ドイツ語→フランス語の順じゃないかな?と思う。観光地なら英語もある程度大丈夫だが、他は若い人でもかなり怪しい。旅行客もドイツあたりの人が一番多い気がした。例にもれず中国人もいるが、思ったより多くなかった。
 気温は9月下旬~10月初旬の今回、最高気温10度前後。冷えると3・4度近くになる。北海道と同様、部屋は暖かく外は寒いというパターンなのでダウンだと汗をかく。
 寒い季節は日照時間が少ない…と思いきや、日暮れが遅い!これには変な感じがした。18時くらいから薄暗くなり、日が沈むのが19時過ぎ、完全に暗くなるのは20時前。日本の17時で暗くなることを想定していると、えっ!まだ行ける!思ったより行ける!と、余計に歩き回ろうとしてしまい、ホテルに帰ってぶっ倒れるという。ペース配分が難しかった。
 サンクトペテルブルグでは帽子をかぶるのが流行っているらしく、みんな帽子かぶっているのに、モスクワに入ったら帽子かぶらない人の方が多くてファッションの差ってあるんだなぁと思った。日本人のベレー帽のかぶり方が大間違いだというのを知る。栗毛、銀髪に近い薄い茶色、金髪と色々な髪の人がいるけれど、そんな髪色に黒ファッションがやたら格好良くて羨ましくなる。全身黒なのに髪の毛が違う色なので服装が映える映える。日本人の野暮ったさの残念さ加減が悲しすぎる。
 食事は、貧乏旅行なのでレストランに入ったりは1、2回だけだったので詳しくわからないが、モスクワ・サンクトペテルブルグは街なので日本と大差なく、なんでもある。ファーストフードもあれば日本料理屋さんもあったし困ることはない。ロシア料理として食べたのはピロシキとボルシチ、あとロシア料理と紹介されたカツレツみたいな肉料理を食べたのだが名前がわからない。ピロシキは、コンビニのおばちゃんと仲良くなったので何回か食べた。日本でいう肉まん・あんまん・ピザまんみたいな感じでコンビニに売られており、中身はポテト、鶏肉、グラタン、トマトソースぽいものなどなど。しっとり系の生地に様々な具が入っていて小腹を満たしてくれる。ボルシチが思ったより酸っぱくて驚いた。
 昨年チェコでワインのお祭りに遭遇し、ブルチャークというワインできる手前のジュースみたいな飲み物と、ビールにソーセージを買い込んでベンチで食べて、気づいたら15分くらいその場で眠りこけるという失敗をした(一応何事もなかった)ので、歩き回る旅中のアルコールは辞めようと思っていたが、最後の日にビールを1杯飲んだ。あっさりした飲み口で美味しかった。
 
 細かいことはまだまだあるのだが、ざっと書き出してみるとこんな感じ。
 写真はエルミタージュ美術館本館前。天気が悪かったので美術館缶詰になった贅沢な旅の1日。








# by miyuki-jun | 2018-10-12 00:19 | 旅のこと