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つかの間の夏休み

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夏休みを頂き、フランスのアルルとマルセイユへ行ってきました。
アルルはもちろんフェスティバルです。
個展前に何をやっているって突っ込みですが、こちらが先。
ニコンから電話を頂いた時点で、すべて受け入れてやってやる!って覚悟しました。
が、思った以上に山は高く、個展の準備に手間取り、だいぶ準備不足でした。

レビューは3回受けた中では今年が一番厳しかった。惨敗。
けれど、フェスティバルの展示自体は今年が3回の中で1番良かったなぁ。
数回行くと、またより写真が深まるのがアルルのいいところ。
私はオープニングウィークを避けて訪れたので、今年は日本の方にはほとんど会わなかった。
とにかく、景気の良さの現れか?日本人かと思えば中国系の人ばっかり。

今年もご夫婦は私を快く受け入れてくれて、駅まで車で迎えに来てくれた。
一緒に展示を回り、ご飯を食べ、仲の良い写真家やギャラリーを紹介してくれた。
ヴァカレ池やカマルグ自然公園連れってもらい写真も撮る。
オープニングウィークあとには音楽イベントがあり、夜になると音楽が鳴り響く。

去年来た英語のできない日本人だ!と仲間達から歓迎され、
日本では絶対にないだろう挨拶のキスが違和感なく、普通にできるようになる。
うちの娘なの〜って両親が友人たちに私を紹介しているような感じ。
本当にそんなノリで言葉の通じないけど、あっという間に仲良くなる。
お互いの写真を見せ合えたら、もうほぼ完璧。
いつも書いているポストカードが書けないくらい、
不思議なことに、1人でいる時間がほとんどなかった。

夫婦と別れてマルセイユ行きのTGVにのったとき、
あまりに膨大な1人の時間にちょっと戸惑った。
そうか、もう帰郷してるような感覚なんだなぁーってそのとき思った。
次はいつ帰れるのだろう?
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by miyuki-jun | 2012-07-14 02:01 | アルルへ!

Most important to you.

夜な夜な目覚める。完全なる時差ぼけ。

強く言われたこと。大切なことを少し書きます。
レビュアーからひょんなところで高評価を頂いてしまい、
当たり前だけれど現地ですごく盛り上がってしまいました。
自覚が足りなかったんだと思います。
前回のは本当にたまたまで、途中頓挫したものだから当然ひねくれてしまい、英語が出来ないからとか、プロじゃないからとか
様々な理由を勝手に自分でつけて自信をなくし、逃げていたように思う。
今回だってさるぢえさんとケーキ食べてなかったら、
気が向いたらフリーを受ければいいやぐらいの気持ちだった。

慌てている私に夫妻はある人のところへ連れて行ってくれました。
正確には誰であるか、というのは正直私にもわからないのだけれど
彼らが正式に私に紹介しない人だったので、たぶん相当な人だったんだろうと思う。

そこでその人に言われました。
「君が今考えなければならないのは、君自身の写真の値段ではない」
「いいか?よく聞け、今の君にとって最も重要な事だ」
「君にとって最も重要なことは◯◯だ」

「??」(◯◯の英語が全然理解できなかった)

「◯◯だ。わかるか?重要なことだ。考えるんだ」

しばらく、わからず同じことばを何度も繰り返し言われる。
わからない。何?何?
横にいた男性がしびれを切らしてノートを出す。
「%」と書いた。
あー。なるほど、わかった!パーセントだ!
(英語の発音じゃなくて、フランス語の発音だったので理解できなかった)

その人は、ほっと笑顔になって
「今の君にとって一番重要なことだ」と繰り返した。
「向こうは「How much?」とは聞くが、自分のギャラリーが何%の取り分かを必ず言わない。
だから、君が自分の値段を自分で決めるのは何%であるかを聞き出してからだ。
そうしなければ、君は自分の言い値よりも低い金額を受け取る事になり、必ず損をすることになるだろう。
向こうは向こうの値段でものを考えている。
向こうの値段を聞き出さないと、どんどん損をすることになる。
君は彼(レビュアー)にいくらと伝えたんだ?実際に考えてみると良い。
もし、取り分が9対1だったらとんでもなく損をするぞ。
日本ではどれぐらいが一般的なんだ?知っているか?
もし、どうしても聞き出せないのなら自分から言い出していかないと、誰も助けない」
「いいか?今、君は考えなければならない」
「契約書は必ずフランス語でくる。英語翻訳など絶対につけてこない」
「君はそれをサインをする前に必ず翻訳して、よく読むんだ。わかったな?」
「サインは必ず2つ。君の名前と相手の名前だ。
1つじゃ勝てない。2つでないと裁判に勝てないぞ」
「いいか?よく考えるんだ。わかったな。考えるんだよ」

そのとき、やっとわかった。
自分自身を過小評価してへりくだる、日本人に刷り込まれた気質のようなものであるけれど、
それはこの場所では、なんの役にも立たないということ。
私が思った以上にとんでもないところにきている、ということ。
アルルは夢のような場所だけれど、同時に恐ろしい場所でもあるんだ、ということ。
変化の局面に立つということは、それだけ危険を伴うものだということ。
有頂天になって舞い上がっている場合などではない。

とんでもないものを抱えて帰ってきてしまった。
大変なのはこれからなんだ。
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by miyuki-jun | 2011-07-14 03:51 | アルルへ!

夏休みの終わり。

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ガルデ・リオン駅前でエアポートバスを待っていたら
2時間経っても来なくて最後の最後すごく焦ったけれど、
タクシーのお兄さんに急いでもらって飛行機に滑り込みました!
とりあえず無事、帰国しました。一安心です。

すごく書きたいことが山ほどあるのですが、すみません。
この私的なブログで語る容量を遥かに越えました。
楽しみにしてるって言ってくれたアシIさんには申し訳ないのですが、
ある程度形になるまでは、他の方の迷惑になるので書けません。

ただ、3年前の1回目の旅がなければ、こんな奇跡的な結果にはならなかった。
つながっているんだ、続けることなんだなって思った。
また、前回のように途中頓挫も大いに予想されますが、
レビューアー10人中、3人に「How much?」と聞かれ、
ICPの方にプリント技術を「perfect」と言わせられるものを作れたことは、
前回以上の収穫です。
10戦で3勝7敗。3割いけばもうビギナーズラックではない。

嬉しいけれど、苦しい。
楽しかったけど、怖かった。
期待と不安で、感情は対極で1つ。
忘れられない旅、ではなく、忘れたくない旅。
感情だけでなく、手触りや匂いや雰囲気まで、忘れたくない。
けれど、その気持ちまでも時間が押し流してしまうから
せめて、親切にしてくれた方々の幸せを祈ります。
旅行の楽しい魔法はすぐ解けて、また、苦しい山登りの始まりです。
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by miyuki-jun | 2011-07-12 23:12 | アルルへ!

色々ありましたが、元気です。

ネットのつなぎ方がやっとわかりました!
いや、本当にもうバタバタしてて慌てまくっていますが、
元気です。

ご夫婦の紹介で
アルルの写真学校の生徒さんと仲良くなり
写真をみてもらい仲良くなりました。

他にもありましたが、時間がないので元気なことの報告まで。
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by miyuki-jun | 2011-07-09 21:59 | アルルへ!

全力疾走中!

TGVをくぐり抜け、ご夫婦と無事再会。
よかったー。
さるぢえさんや他のメンバーにも会う。

だが、ほっと一安心もつかの間、ムッシュさんから代わるがわる現地の写真家を紹介してくれて目が回るような状況に巻き込まれる。

悲しきかな、紹介されても話した英語がことごとく通じず、写真をみたいと言ってくれても「いつ」「どこで会うか?」を決めるのに時間がかかる。
そして時間がかかるうえに、そこで私が英語すら出来ないことがバレバレで相手はふーって感じだ。

すごいチャンスを逃している。わかっているので、なお悔しい。

明日からムッシュ自身も写真展を開くので、仲間全員に紹介するつもりらしい…(汗)
意味がわからない、って言うか、わけがわからない(笑)

すごくありがたいことにご夫婦が保護者のようになってくれているので、変なことには巻き込まれない。
本当に惜しい。この状況。
言葉さえ通じれば…。(通じないからいいのかもしれない…ような気もする)


っと言うわけで、ブログなど書いている時間はありません!
というのは言い訳で、ホテルのWifiが私のi-podでは使えないことが判明。
携帯使うと超金がかかるので、止めます!
(前回経験済み)


わけがわからないけど、全力疾走で駆け抜けます。
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by miyuki-jun | 2011-07-07 14:43 | アルルへ!

ガルデ・リオンに到着。

無事にフランスに到着!
ガルデ・リオンのホテルにも迷いながらも着いた。
天気は曇り。あのいまいましい湿気がない。
ただ、乾燥し過ぎててパリパリしてる。
(親父ギャグになってしまった…)

とりあえず、ちょっと時差ボケで頭が痛い。
まだ日が沈んでないのでシテ島まで行こうかな?と考えたけど、
明日も早いので控えることにする。
今回はほとんどパリ回れないなぁー。残念。

明日は朝一のTGVでアルルへ移動。
ムッシュがアルルの駅まで迎えに来てくれるらしいのだが、
はたして大丈夫だろうか…?

なんせ私たち言葉話せないんだもん!?
すごい。ある意味写真の力はすごい。
言葉が話せなくても信頼関係を築けるのだから。
ただ、言葉が話せないと失礼なことを
知らずにしているかもれないのが不安だ~。

がんばれ、私(笑)
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by miyuki-jun | 2011-07-06 04:04 | アルルへ!

出発

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朝起きて空を確認する。
とりあえず、雲っているけど雨は降っていない。
珍しい。大丈夫かな?
お父さんに送っていってもらって成田空港まで。

無事、荷物検査も終わりよいよ出発です。
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by miyuki-jun | 2011-07-05 11:00 | アルルへ!

出発前夜

前々日まで暗室に入り、前日深夜まで支度をして仕事をしてから実家へ帰省。
いよいよ、みんなを追いかけて明日出発します。

今回の目的はムッシュと再会すること、
あとベルギーの写真家ルシールさんと逢うこと。
2人とも前回のときからの3年越しの再会です。

レビューは当初受けるつもりがなかったが、
さるぢえさんとケーキを食べたら土壇場でひっくり返すことになる。
ひっくり返されたかわりに、さるぢえさんをアーティストレジデンスの試験に巻き込んで
今回もドタバタになる予定。

今回は休みが上手く取れなかった関係でほとんど1人です。
今まで助けてもらっていたところを今回1人で頑張ります。

色々振り返るとこんなはずじゃ!なこともたくさんあったけど
とりあえず、3年前に自分自身に誓った
「30前にもう1回アルルへ行く」という約束を守れそうでよかったー。

とにかく一気に駆け抜ける予定です。
短い夏休みの始まりです。
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by miyuki-jun | 2011-07-04 00:39 | アルルへ!

Test test

旅行用に黒い物体を入手しました!
これでフランスの旅行中にブログ書けるかな?

既にカロタイプ組はアルルへ向けて出発しました。
そちらの情報をハラハラしながら見て
「こういう気持ちなのね!」と思う。
で、私はまだ暗室作業中(笑)
英語レジメもまだだし…困った(大汗)

私も来週出発です。
(文体がおかしいのは、まだ入力に慣れてないからです)
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by miyuki-jun | 2011-06-30 11:39 | アルルへ!

ヨバレテイル

気づいたら海外に友達がいる。
それは、なんかとても不思議な響きだ。
そんな響きを感じるのは、たぶん偏見があるからだと思う。
言葉も通じない、生活習慣も違う、暮らしている環境も違う、などなど。
数え上げたら切りがないほど違う面が出てくる。

でも、考えたことがあるだろうか?
それは自分が思う以上に相手も同じことを感じていることに。
私が戸惑うのと同じように地球の裏側の人も同じように戸惑うのだ。
想像力が足りない。
そう、偏見を持つ最大の原因は想像力の欠如だ。

びっくりしたことがあった。
海外の友人から日本語のメールが届いた。
それはたぶん、翻訳機にかけたであろう変な日本語で
けれど要点はハッキリ書いてあった。
泣きそうになった。

今まで私がやっていた事、
英語メールを出来るだけ失礼のないように、
間違った情報を伝えないように書くこと。
それは頭が痛くなるし、骨の折れる作業だ。
それを友人は私にやってよこしてきた。

「呼ばれている」とハッキリ自覚した。
私が今、作品が完成していようがいまいが、
完成が来年あたりになるとか、ならないとかそんな事は関係ない。
写真が、プリントが出来る出来ないに関係なく、
確実に今「呼ばれている」と直感した。
今の逃すと次同じような事はできないような気がする。

さぁ、どう応える?よ?
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by miyuki-jun | 2011-01-20 22:29 | アルルへ!